Blog

2020/06/08 20:19

今月のPhosのオススメ石コーナー、、、第2回目になります。

また今回、文字数オーバーの為2部制になっております。。。そんなに書いてるの?!と思われた方、覚悟してください!(笑)

そして更新が遅くなり申し訳ございません。。。。

楽しみに待ってくださってた奇特な方、別に待ってなかったけど、一応見てみるかと思ってくださった方、

はじめまして と、あらためまして、 こんにちは。

スタッフOに促され、先月からはじまりましたこのコーナー。

私の独断と偏見?で選んだ石を、オススメ石としてご紹介するコーナーです。

ちょっとこのコーナー、石愛が強すぎて受付けられないという方は、読むのをお控えください(苦笑)

今回のオススメ石は、ひとつめは長石になります。

やはり6月なので、ご紹介させていただきます!

微妙な成分で宝石名が異なる石ですが、ドイツ人からするとムーンストーン系はすべてMondstein(モーントシュタイン)となるようです。

以前、トム・ムンシュタイナー氏のカットした石があり、ギャランティカードには、Mondstein(モーントシュタイン)と、明らかにペリステライトでしたが、ムーンストーンと記載してありました。

日本では、成分によって宝石名も異なってきますが、他の石に比べて安価なものが多いため、一般的にはソーティングをとらずに販売している業者さんは弊社含めて多いです。それはなぜか?石代よりソーティング代の方が高くなるためです。。。

少しでもお安くお客様に商品をご提供したい業者からすると、これは明らかに、○○だよね、というものは基本的にソーティングは取ってないです。が、この石は何?という時はソーティングを取ります。(これは弊社の場合です)

あと、見分けがつかないレアなもの、ツーソンなどでいろんな石種をごそっと購入した時は、買ったものとは違う鑑別結果となる石もしばしば。。。そういうものは取るようにしております。そういう事情があります。。。

また少し話が逸れました。。。

長石の場合、厳密にその結果が知りたい場合は、成分分析が必要になってきますので、さらにお値段に反映してしまいます。

日独宝石研究所さん曰く、アンデシン系は成分分析が必要となってきますので、別途料金が発生しますと。

(ソーティング・・・この石が何であるかを証明する、鑑別メモ。証書にはなっておらず、写真のような小袋(ソ袋といいます)がついてきます)

ちなみに、ソ袋の見方は、上段に鉱物名:天然○○、下段に宝石名が記載されます。

そしてその下に、その石種に関する事項が記載されます。

例えば、サファイア(鉱物名:コランダム)はほとんど通常加熱処理されていますので、

明らかに加熱処理のものであれば「加熱」。

その痕跡が、簡易検査で認められない場合、コランダムは「通常-加熱」と記載されます。

これは記載しないといけない文言で、石種によってさまざまあります。

サファイアの場合は非加熱を証明したい場合は、さらなる検査が必要になりますので、このメモの段階では、どちらかは厳密に判断できません。

サファイアの話をしてしまったので、ここで、サファイアのオススメを紹介してしまいましょう!()


インスタライブ等でかなりご紹介しておりますが、スタッフみんなイチオシのこの子。

お薬のカプセルにも見えてしまうバイカラーサファイア。

職人さんもうまくカットしたなと、そして、この石をカットした職人さんも、絶対石好きでしょ!って思ってしまう、石取りの仕方!

色帯の入り方、角度がホワイト側とブルー側で異なるのもとてもユニークです。

そしてこのフォルム、そしてパッキリバイカラー。これは日独さんのソーティングがついておりまして、加熱が確認されております。


そして次、この縞々のバイカラーサファイア。そして少しカラーシフト。ケニア産。

カラーチェンジは通常反対色に変化するものをいいますので、これはカラーシフトになります。

シックな色合いに縞模様。カラーストーンはそのものが唯一無二なのに、この色帯の入り方は、さらにユニーク!

リングにお仕立てし、秋口のファッションに ON していただきたい1ピースです!


あと、この1ピース。

一見何色?と思われるかと思いますが、いろんな色が混ざっておりまして、よくわからないです() この写真ですと、かなりグリーンっぽく見えますが、実際は何色と表現いたしましょう?という感じです。

パビリオン側から見ると淵がグリーン、キュレット付近にパープルとブルーが見えます。テーブル面から見ると、グレーのような色合いに見えます。そして、なんといってもこの子の特徴は、テーブル付近に微細な針状インクルージョンが見られることです。

それが、石の角度を変えるとキラキラしてユニークな見え方をします。肉眼でも確認できます。(視力は1.2くらいです^^;)

人とは違ったユニークなサファイアをお探しの方はオススメです!

インクルージョンつながりでもうひとつご紹介したいのが、このノルウェー産ミントペリドット。

まだ長石出てこないの?という方、飛ばして読んでください。。。(笑)

黒色の針状インクルージョンが見られます。何の針かはわかりませんが、トルマリンあたりでしょうか・・・正確に何かは検査をしないとわからないです。

こうも規則正しく入ってない針状インクルージョンがユニークで紹介しました!()

もう少し規則正しく入らいないものですかね?どうなってるんですか?って感じです・・・() 

コンテンポラリーアートの絵画をみているかのような面白さがあります。

あくまで個人の感想です()


いかがでしたでしょうか??なかなかユニークな石ばかりだったと思います。


肝心な長石のお話は ② へつづきます。。。

申し訳ございません。。。

ブログの後半を見る ←ここをクリックしてください

カピルのお店 デルミリオーレ

メールマガジンを受け取る